差し歯
(種類と価格について)
保険には保険の良さがあり、自費には自費の良さがあります。
好みやご都合、主義等にてお選び下さい。
低価格ですが、技術力には自信があります。
いわゆる差し歯
まずは、5つ、解りやすく、
代表的なものを挙げます。
(途中*番外編がありますが
最初、飛ばして頂き、
後でお読みいただくと
理解し易いかもしれません。)
左側3本は自費の人工歯、右端は仮歯、
右から2番目は、保険のものです。
左端から順にご説明いたします。
ア、セトモノの歯です。(金属の裏打ちが内側と裏面にあるタイプです。)
裏面より見た状態です。
ア、セトモノ(金属の裏打ちが内側と裏面にあるタイプです。)正面(前)
ア、セトモノ内側と裏面
ア、セトモノ(内側と裏面に金属の裏打ちがあります。)
5万円(税別)
です。
歴史も古く、セトモノの歯は、といえば、これをいう事がおおいです。
長所:
・色が変化しない。
・歯よりやや硬い。
短所:
・保険が効かない。
・歯よりやや硬い。
歯よりやや硬い(丈夫な)ので歯軋りがものすごくある方、そして、
咬む力がとても強い方や強い場所には、あまりおすすめしません。
(例)男性の方の咬合力強の奥歯などは、
反対側の本物の歯をすり減らしたり、
セトモノ歯自体が欠けたりする事
があります。
イ、セトモノ歯(金属の裏打ちがないタイプです。)裏面より見た状態です。
イ、セトモノの歯(金属の裏打ちがないもの)です。
6万円(税別)
5万円(税別)です。
『アより技工技術に熟練要です。』
長所:
・金属アレルギーの方にお入れ出来る。
・色が変化しない。
・歯ぐきとの境目が、アよりもきれいな
事がある。
欠点:
・保険が効かない。
強度を高めるために歯を
アより削らなくてはならない事があり、生きている歯には、
私はあまりおすすめしません。(削る量が少だと
割れやすいです。)
強度がアより劣る場合があるので、
歯軋りがものすごくある方、そして、
咬む力がとても強い方や強い場所には、あまりおすすめしません。
(例)男性の方の咬合力強の奥歯などで
この人工歯を咬むとパキッとヒビが入ったり、
破折する事があります。
*番外編1
(混同してしまうかもしれないので、5種類を
最初に理解して頂いてからお読みいただく
ほうが良いかもしれません。)
このイ、セトモノ(金属裏打ちのないタイプ)
の欠点を補うために内側のみに
①金(ほとんど24kに近いもの)
②チタン
③ガラス
を補強したものもあります。
①、②、③それぞれ7万円(税別)
です。
外観はそれぞれあまり変わりません。
又、
④ジルコニウム(イの約3倍の強度)
という材質のものもあります。
(一塊のものから削りだすため値段が
張ってしまいます。)10万円(税別)です。
これも外観はイとあまり変わりません。
⑤前面だけのセトモノ
(破折しやすいのであまりおすすめしませんが
どうしても希望される方はご相談下さい。)
これは前面を削り、セトモノを貼り付けよう
とするものといえるでしょうか。
(生きている歯で、全周を削りたくない方に適応ですが
強い力でとれる事があります。)
歯全体をかぶせるほうが取れにくいです。
(ただし、いい歯の部分を削らなくてはならない
欠点もあります。)
*番外編1でした。
イ、セトモノ(金属の裏打ちがないタイプです。)正面(前)
イ、セトモノ(金属の裏打ちがないタイプです。)内側の状態です。
ウ、ハイブリッドセラミック(裏面から見た状態です。)
ウ、ハイブリッドセラミック『いわゆるセトモノと
レジン(プラスチックのようなもの)が混ざったものです。』
5万円(税別)です。
利点:
・金属アレルギーの方にお入れできる。
・アやイほど硬くはなく、
バランスの良さという意味では
天然歯との相性が良いです。
・色が変色しにくいです。
歯軋り強の方や咬合力強の方に
お入れさせていただいても
反対側の天然歯をすり減らせる事はあまりありませんし、
ウ、ハイブリッドセラミック自体がパキッと破折する事
もアやイより少ないです。
・アよりも歯と歯ぐきの境目がきれいに見える事があります。
欠点:
・保険が効かないです。
強度を高めるために歯を
アより削らなくてはならない事があり、生きている歯には、
あまりおすすめしません。(削る量が少だと
割れやすいです。)
ハイブリッドセラミック正面(前)
ウ、ハイブリッドセラミック内側の状態です。
エ、保険の前歯です。(裏面から見た状態です。)
エ、保険の前歯(金属の裏打ちのあるタイプです。)
前から3番目までしかこのタイプは保険が効きません。
利点:
・保険が効きます。(前から3番目までです。)
・昔からありますので安定しています。
欠点:
・色が変化してしまいます。
(顕微鏡で表面を見ると小さい穴がたくさん開いているので
そこに茶渋等の色素が入り込み色が着いていきます。)
・臭いも長年経つとついていく事があります。
*番外編2
この他に金属の裏打ちのないタイプ
で保険の効くものがあります。
レジンジャケット冠といいます。
この長所は、原則どこの歯へも
かぶせる事が可能なことです。
(つまり保険でも白い歯を、奥歯へも
入れる事が出来るということです。)
欠点は、強い力が加わると
パキッと破折する事
があるという事です。
レジンジャケット冠は
①強度の点
②着色しやすさ
③臭いのつきやすさ
からすればあまりおすすめ出来ませんが、
保険が効くという最大の良さもあります。
『現行保険制度では、1度壊れると、
2年間は、保険では出来ないです。
(厳密に言えば、補綴物維持管理料
というものを算定している医療機関です。)』
:補綴物維持管理料:とは、
わかりやすくいうと2年間は入れたもの
を保証しましょう。というものです。
正面(前)
内側です。(金属裏打ちが見えます。)
オ、仮歯です。(上記本物が入るまでの間、入れさせていただくものです。)
1000円です。(税込み)
裏面です。
正面です。(タブのような所を最後に切り離します。)
*番外3
いわゆる金属のみの冠です。
大まかに2種類あります。
①保険の冠(銀色をしているあれです。)
②自費の冠(金や白金で出来ています。)
色を気にしないのであれば、銀色金属は、
保険も効くので、奥歯には適しています。
ただ、ものすごい咬合力の方は、
自分自身の歯をも折ってしまう事もあるので、
値段は、張りますが、金(やわらかめ)
という選択肢もあります。
金は生体にも、やさしいですし、何より
咬んでいるうちに形が変わって、なじんでくる
特性があるからです。(まれに前歯に入れて
欲しいという方もいらっしゃいます。)
金のかぶせもの
・前歯5万円(税別)
・小臼歯(前から4番目、5番目の歯)5万円(税別)
・大臼歯(前から6番目、7番目の歯)6万円(税別)
白金のかぶせもの
上記金価格にプラス1万円です。(税別)
*番外3でした。
ブリッジ
セトモノのブリッジです。
金額(上記差し歯の金額、の本数分です。)
これは3本分なので15万円(税別)です。
*保険のブリッジは価格が決まっています。
まとめです。
種類と価格(いわゆる差し歯)
についてご案内させていただきました。
技術力や使用させていただく材料により
値段に違いが出てきます。
患者さまの口腔内の状態により
どれが最適かは変化しますし、おすすめ
もそれに伴い変わります。
皆さまの、楽しい生活の一端を
担えれば幸いです。