歯科医師を志望した理由

*長いのでご不快な方は飛ばしてください。

読まれる方は最後までお付き合いいただければ

幸いです。

1章 今でこそ虫歯はありませんが

小学生の頃は虫歯だらけでした。

かなり虫歯が進行しても放置していたので、ものすごい臭いでした。

虫歯が原因の口臭のため、口を押さえて友人達ともしゃべっていました。

今でも覚えています。

通院先の先生に歯を抜いてもらった音(ガリガリ)、怖かったです。

(先生を信頼するしかない)と、心の中で思った事も

覚えています。

ですから口臭を気にしている方の気持ちも分かりますし、

口臭の強い患者さまがいらしても、気持ちがわかりますので

全く、気になりません。

又、歯を抜いてもらった時の恐怖感を私自身覚えていて、

歯を抜かなければならない患者さまの気持ちも理解できるので

抜歯や麻酔の際は、細心の注意を、歯科医師になった時から

払っています。

   

2章 皆さんも心当たりがあるかと思いますが

父や母の言葉を覚えていませんか?

私の父の口癖の1つは

医者になれば良かった。」というものです。

父は慶応の大学院を卒業していますので、あながち不可能

な事ではなかった事でしょう。

父は唇顎口蓋裂という疾患をともない誕生しました。

500人に1人の割合です。小さい頃は、その顔ぼうから

よくいじめられたそうです。

(私は、今でも集団で個人を追いつめたり、弱いものいじめを

する人間が大嫌いなのは、父の影響もあるかもしれません。)

唇顎口蓋裂は難聴を伴う事もあります。

父の耳の片方は、あまり聞こえません。

「耳が悪いと医者になれない。」と思いこんでいた時期

があったようです。

(もし、今この文を、いじめられて苦悩している方が読んでいるのでしたら

くじけないで下さい。そして、いじめる側にいる方が読んでいるのでしたら

反省して、自分を変えて下さい。そんなに、ひとは変わらない。という方も

いますが、人は変われます。

  

3章 やがて私は、中学生になり、皆で何かを成し遂げることが

好きであったせいもあるのか、仲間により、生徒会長に選出されました。

その頃から人の役に立てる仕事に付きたいと考えるようになり、

親の影響もあるのでしょうか。いつしか、私も医師になりたい。と

考えるようになっていました。

そして、高校時代、学校に推薦していただける事になり

歯科医師になる事を選択しました。

これらが私が歯科医師を志した理由です。

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